新卒で施工管理として働き始めたけど、仕事が合わないと感じている人向けです。
施工管理は、日本で最も過酷な職業のひとつです。
本当にたくさんの人の意向をくみとりながら、仕事を調整していき工事を推し進めていく必要があります。
特に仕事が慣れない新卒として働き始めた社会人は、気づいたら1日が終わっていたということもざらです。
たまにあるプライベートの休みは、外に出かけようとする気分がおきなく、メリハリをつけることができません。
ふとした瞬間に我に返ると、なぜこんなに厳しい仕事をやっているんだろうと自問自答することに。
将来に不安があり、施工監督として働いていく覚悟を持っていないと、やがて仕事から受けるストレスが増大していきます。
蓄積したストレスは、心の病の原因となり、身動きが取れなくなる人も。
そこで本記事では、希望を持って施工管理として働き始めたけど、仕事が合わないと思い始めたらやってほしい3つのコトをお伝えしていきます。
施工管理を辞めたい感じたらすぐにやるべき3つのコト
上司に相談する
施工管理として働くのが難しい場合は、まず上司に相談しましょう。
ブラック企業でない限りは、部下が辞めるのは上司の責任になるため、話を真剣に聞いてくれます。
とはいえ、ストレートに正直な気持ちを伝えることは避けるべきです。
お互い社会人であり、上司にも会社内での立場があるため、空振りになることがあります。
タイミングも非常に大事です。
仕事で失敗したときに相談するよりも、仕事の調子が良いときに重い雰囲気で相談を切り出すと効果的です。
あくまでも、ネガティブな相談ではなく、ポジティブな形での相談になることを意識すべきです。
異動願いをする
会社に対して、異動願いを届けることも手段の一つです。
異動願いの出し方は、会社によってバラバラでして、正式な書面が必要なパターンから上司への相談という形の場合もあります。
とはいえ、常識的な範囲で考えると、最低でも2~3年くらい働いてからでないと受理されません。
この期間については会社によって全く異なりますが、ほとんどの会社は、慣習的に2~3年という期間を目安にしていると考えて良いです。
社内の別の部署に異動したAさんの体験談
水道関係の施工管理の仕事をしています。
社内異動で施工管理部門から換えてもらいました。
そのきっかけは、やはり、施工管理の激務が原因でした。
工事部門で施工管理の仕事を担当していて、公共事業も仕事の範囲に含まれていました。
その時の自分の担当は、地元の役所が発注した公共事業でした。
役所の人は、事務職員なので工事の中身の専門的なことはわからないと言って、問い合わせをしてもなかなか決めてくれなかったり、返事が遅くなることが多くありました。
その訳は、設計会社にいちいち聞いていたからみたいで、役所の担当者は単なる中継だったのです。
しかし、その中継が工事のことについて素人なので、こちらの問い合わせを設計会社に上手く伝えられていなくて、答えがなかなか出ないようになっていました。
このため、納期に遅れてしまい、私は社内異動となりました。
比較的楽なポジションの仕事になったため、転職する必要がなくなり、幸いでした。
「災い転じて福となす」という言葉が頭に浮かびました。
第二新卒として転職する
上司に相談しても労働環境の改善が期待できず、異動まで数年以上ある状態であれば、第二新卒として転職すべきです。
なぜなら、将来的に施工管理とは違う仕事したいと考えていると、日々の仕事に力が入りにくくなるためです。
緊張感が抜けた状態で仕事をすると、大きな怪我のもとになり、上司から見破られとかなり詰められるリスクもあります。
転職市場においては、若さが最高の武器となるため、第二新卒として会社を選び直しても損がありません。
限界を迎える前に転職サイトへの登録を
今すぐに転職する気がなくても、面倒かもしれませんが転職サイトに登録だけでもしておくべきです。
なぜなら、仕事のストレスで心身が限界になってしまうと、転職サイトに登録する気力すらなくなってしまうためです。
たまに求人を覗いて、気になるものだけストックしておくだけで、過労で倒れる前に転職という選択を取ることができます。
転職サイトへの登録は無料でして、あなたの条件にあった新規求人やスカウトのメールも届くから、今転職する気がなくても登録だけしておくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
施工管理を辞める人は、1年目の夏の暑さにやられ、冬の寒さで思い詰めて覚悟を決める人が多いです。
また、想像以上の業界のブラックさに吐き気を感じて、逃げるように辞める人も。
その前に、上司に相談したり、異動願いを出すことで、現状の環境を変えることができないか確認したほうがよいです。
仮に会社内での立場が変わらないのであれば、最大の武器である若さを活かして、転職活動するのも一つの立派な手段です。
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