玉掛け技能講習学科試験における『関係法令』について、出題ポイントをまとめました。
関係法令は、他の分野と比較して出題数が少なく配点も2割程度です。
講習では、いくつかの法律について難しい内容の説明を受けますが、内容を理解する必要はありません。
もちろん理解できるのがベストといえますが、ほとんどの人は軽く頭に入れておくだけでよいものです。
覚えておくべきポイントは、次の3つです。
- 「労働安全衛生法施行令」の概要
- 玉掛け用ワイヤーロープとフックの安全係数
- ワイヤーロープの使用禁止事項
出題範囲が狭いため、丸暗記さえしておけば、マークシートの回答を埋めることができます。
本記事では、玉掛け技能講習の関係法令に関して、出題ポイントを選ぶ抜いた上で、分かりやすくお伝えしていきます。

労働安全衛生法施行令
講習ではいくつか法律について講義されますが、おさえておくべき法律は、『労働安全衛生法施行令』だけです。
法律の中でも、次の2つの条文が出題されやすいです。
・特定機械等
・就業規則に係る業務
上記の条文について、一部暗記する必要があります。
詳しい説明は、以下からどうぞ。
特定機械等
『つり上げ荷重が3トン以上(スタッカー式クレーンにあっては、1トン以上)のクレーン』
特定機械は、3トン以上で定義されることさえ覚えればオーケーです
就業制限に係る業務
『制限荷重が1トン以上の揚貸装置又はつり上げ荷重が1トン以上のクレーン、移動式クレーン若しくはデリックの玉掛けの業務』
玉掛け技能講習を修了しても、制限荷重が1トン以上のものは扱えないことさえ押さえておけばよいです。
玉掛け用ワイヤーロープの安全係数
かなり高い確率で出題される範囲です。
覚えておけばよいのは、玉掛け用ワイヤーロープの安全係数の値だけです。
『事業者は、クレーン、移動式クレーン又はデリックの玉掛け用具であるワイヤーロープの安全係数については、6以上でなければ使用してはいけません』
上記の条文について、安全係数は、6以上であることをしっかり覚えておく必要があります。
玉掛けフック用などの安全係数
フックの安全係数についても、暗記しておく必要があります。
ワイヤーロープの安全係数と間違えやすいので注意が必要です。
『事業者は、クレーン、移動式クレーン又はデリックの玉掛け用具であるフック又はシャックルの安全係数については、5以上でなければ使用してはならない』
上記の条文について、フック、またはシャックルの安全係数は、5以上であることに注意してください。
不適格なワイヤーロープの使用禁止
関係法令の分野だと、ワイヤーロープに関する法律知識は必ず問われます。
実際の作業現場でもかなり重要視されることでもあります。
とはいえ、筆記試験での出題ポイントは、次の一文さえ押さえておけばオーケーです。
『事業者は、ワイヤーロープの直径の減少が公称径の7パーセントを超えるものをクレーン、移動式クレーンまたはデリックの玉掛け用具として使用してはならない』
条文について、ワイヤーロープの直径の減少が、7パーセントを超えたものは使用禁止であることさえ押さえておけばオーケーです。
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