現場監督としてのキャリアは浅いけれど、すでに辞めることを考えている人向けです。
建設業界の中でも、現場監督の仕事は、最も忙しく精神的につらいポジションにあります。
彼らに共通する悩みは、プライベートの時間を確保することができないことです。
仕事そのものの難しさや、人間関係にも悩むことになりますが、忙しすぎるゆえに心が休まらないことに最もストレスを抱えます。
そして建設業界の独特な過重労働の習慣は、働き方改革が叫ばれる中でも、全く変化する余地がありません。
その結果、若手が業界の将来に絶望して、諦めながら働き続けているのが現状です。
そこで本記事では、現場監督を辞めたいと考えている人が、まずはじめにやるべきことから、転職を考えた方が良い人の特徴までお伝えしていきます。
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現場監督を辞めたいと考える人は多数|現状が変わらないなら転職もアリ


現場監督を辞めたい人の共通の悩みとは
最も共通する悩みは、プライベートの時間が確保できないことです。
最初の頃は、仕事を覚えるのが精一杯で、私生活を充実させることに関心を向ける余地がありません。
そのため、仕事に慣れるまでは、プライベートの時間を持てないことに大きな不満を抱えにくい人が多いです。
しかし仕事に慣れて3年くらいキャリアを積むと、仕事量をコントロールできないことと、忙しすぎる現実を直視し始めることに。
冷静に考えても、この先建設業界の労働環境が良くなるとは思えず、仕事への不満が怒りへ転換していきます。
辞めたいと思いつつも、やるべき仕事が大量に降ってくるため、ジレンマを解消しようとするために、仕事にのめりこむようになる人が多いです。
現場監督にワーカホリックが多いのは、仕事へのストレスを、まさに仕事に没入することで忘れようとしているためなのです。
仕事を辞めたいと思ったらやってほしいこと
現場監督を辞めたいと思うのは、まともな感性の持ち主であれば、誰もが一度は持つことです。
そのため、感情に流されすぎず、一度冷静に辞めたい気持ちに素直に向き会う時間が必要です。
仕事のストレスで圧迫されて、衝動的な行動をとってしまい、その後の人生に汚点を残してしまっては元も子もありません。
上司に相談する


現場監督を辞めたいと感じたら、周りの相談できそうな人に思い切って話してみるべきです。
なぜなら、周りの人もあなたと同じような不満を抱えているパターンが多いためです。
誰かが口火を切る必要がある中で、誰も言い出せない状況にある人もいます。
とはいえ、相談するためには、仕事をある程度こなせていることが必要です。
辞められたら困ると思われない限りは、不満を言っても会社は反応しないです。
また、周到な根回しが必要であるため、かなり注意深く切り出すべきといえます。
異動願いを出す
会社によっては、異動願いが文書の形式や、口頭で済む場合もあります。
とはいえ、同じ部署で3年くらい働かないと、異動願いが通らないのが日本のサラリーマンの常識です。
この常識は、建設業界の現場監督の仕事にもいえることです。
異動願いと出すときのポイントは、ネガティブな要素を1ミリを含ませないことです。
ネガティブな動機だと、上司が部下の異動を推薦しにくいためです。
異動願いを通りやすくするためには、少し気持ち悪いくらいのポジティブさが合ったほうが、サラリーマン的な思考と合致します。
現状が変わらないならすぐに転職の準備をすべき話


上司に相談したり、異動願いを出したりしても、今の現状が変わりそうにない人がほとんどです。
なぜなら、建設業界は昭和のような価値観がはこびり、前例から外れた決定を恐れるためです。
そのため、今つらいのであれば、将来的に働くほどより辛くなっていきやすいといえます。
何か現状を変えたいと思うのであれば、転職サイトに登録だけでもしておくべきです。
仕事が忙しくなりすぎると、転職という気持ちすら薄れていってしまうためです。
また、メンタルの調子が悪化してしまうと、転職サイトに登録するという気持ちすらおきずに、新しい選択肢を手放してしまうことにもなります。
登録さえしておけば、自分が活動していなくても求人メールをストックしておくことができ、いざというときのカードを切りやすくなります。
以下の記事において、現場監督の方が異業種へ転職するときの注意点から、おすすめの転職サイト・転職エージェントをまとめているので、よかったらどうぞ。
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