施工管理から異業種転職を目指していて、転職エージェントを使うことを考えている方向けです。
施工管理から異業種へ転職する際は、エージェントのサービスを使って仕事を見つける人がほとんどです。
ですが、施工管理のエージェントの正しい使い方について、情報が不足しています。
そこで本記事では、施工管理から転職するときに、仕事選びで失敗しないための注意点をお伝えしていきます。
この記事を読むことで、エージェントのサービスがわかり、使うときの注意点をしっかり理解できて、スムーズな転職に結びつけることができます。
転職エージェントって?
転職エージェントは、時間がないあなたの代わりに、求人を見つけてきたり、志望動機や受かる面接の方法を教えてくれます。
もっと具体的にいうと、非公開となっている求人や、転職の面接で聞かれやすい質問について、くわしくアドバイスがもらえます。
登録は無料です。
なぜ無料かというと、あなたが転職に成功すると、会社からエージェントに報酬が支払われるためです。
転職エージェントは、あなたが転職に成功することで、利益を得ることができるのです。
なので、正しく使っていくことができれば、転職活動する上でとても心強い味方になります。
悪い転職エージェントの見分け方

残念ながら、転職エージェントの中には、ブラック求人を紹介するタイプもいます。
悪質なエージェントは、個人事業主の形を取っているパターンがあります。
実は人材紹介免許は、法人でなくても個人事業主という形で取ることができるのです。
そのため、モラルの欠けた求人紹介をする個人事業主のエージェントが、存在してしまいます。
もちろん、優秀過ぎるビジネスマンが、独立して転職エージェントになるパターンもあります。
そのため、本物と偽物を見分けるには、Googleで名前を検索してみるのがひとつの手段です。
実績がある優秀なエージェントであれば、FacebookやLinkedinなどのビジネスタイプのSNSに名前がひっかかるはずです。
とはいえ、はじめて転職エージェントを使う人は、dodaなどの大手に登録するとよいでしょう。
登録者数が多い分だけ、サービスの仕組みがマニュアル化されているため、ある意味気楽に使うことができます。
転職エージェントの仕組みを理解してから、小・中規模のエージェントに登録するのが、失敗しにくいといえます。
さらに、担当のエージェントと合わないと感じたら、すぐに担当を変えることができるのが大手を使うメリットです。
転職エージェントを使うときの注意点は、以下の記事でくわしく解説しています。
施工管理(現場監督)が転職エージェントを使うときの注意点
施工管理ならではの注意点がいくつかあります。
- 施工管理の求人紹介を断る
- 仕事が忙しくても、転職活動の時間を作ることをアピール
- 避けたい条件をしっかり伝える
上記の点は、転職エージェントを効率よく使う上で、特別に大事なことになります。
以下から、各理由について、それぞれくわしくお伝えしていきます。
施工管理の求人紹介を断る
異業種転職をしたいけれど、施工管理の求人を紹介されることがあります。
なぜなら、同じ職種であるため、施工管理の会社には受かりやすいと判断されるためです。
また、施工管理はブラックで辞める人が多いので、求人そのものがたくさんあることも要因のひとつです。
エージェントは、『休みが取れて離職率も低い』といった形で、あなたにおすすめしてくるかもしれません。
ですが、異業種転職を希望して転職をするのであれば、迷いを断ち切るためにも、最初の段階で求人紹介をキッパリ断っておきましょう。
仕事で忙しくても時間を作るアピールをする
施工管理の仕事が忙しくて、転職活動の時間が取れない人がほとんどだと思います。
ですが、転職エージェントの面談においては、忙しくても時間を作る熱意を見せていくことが大事です。
なぜなら、エージェント側の視点からすると、『早い段階で転職に成功できそうな人』に力を入れてサポートしたいためです。
彼らは、ひとりで数十名の求職者を担当してます。
忙しくて具体的に活動をしていない人には、必然的にサポートがなくなっていきます。
なので、決意がしっかり固まっていなくても、全力で転職活動に取り組むことをアピールすると、損しにくくなります。
避けたい条件をしっかり伝える
一番大切なことですし、施工管理の仕事に限らないことでもあります。
なぜ施工管理の仕事を辞めるのかを、最初の段階ではっきりさせておきましょう。
ここがブレていると、エージェントが誤解して、見当外れな求人紹介がされることがあります。
- 残業時間を減らしたい
- コンプライアンスがしっかりした会社で働きたい
- 離職率が低い会社
- パワハラが無い会社が良い
など、具体的に伝えていくことで、ミスマッチを防ぐ可能性を高めていけます。
希望の条件はいくつかに絞る
新しい転職先には、いろんなことを希望すると思います。
- 残業が少ない
- 人間関係が良好
- 風通しが良い
- 頑張りに応じて給料が上がっていく
- 社会的な評判がよい
など、並べていくと切りがありません。
世の中には、残念ながら全ての希望を満たす会社はありません。
なので、多くて5つくらいまでに希望の条件をしぼりましょう。
そして、希望の条件に対して、優先順位をつけていくのです。
優先順については、いずれ転職エージェントにも伝えることになるので、最初からしっかり考えておくとスムーズです。